チャリティー寄付金先の小学校からお礼のお手紙が届きました。

郡山市立小山田小学校長 磯貝長雄様より
* チャリティ義援金贈呈式
チャリティ義援金贈呈式

島根水道株式会社 社長 田本稔様

 メールでの連絡お許しください。
 私は、今回、狩野史子プロを通しまして、島根水道株式会社さんより、多額の寄付をいただきました郡山市立小山田小学校長の磯貝長雄と申します。
 今回は、驚くような多額のご寄付をいただきましてありがとうございました。

 福島県郡山市は、地震の影響もありましたが、併せて東京電力福島第一原子力発電所の放射能の影響が大きいものがあります。まわりの景色はそれ以前と何も変わってはいないのですが、目に見えぬ放射性物質とそこから出ている放射能と向き合いながら生活しています。

 特に、子どもたちを抱える本校では、安全に生活できるように、しかも、安心できるようにと考えているところです。実際今年度の入学式・始業式は遅くなり、1学期子ども達は外での教育活動を制限され、ほとんどを室内で過ごすような状態になっていました。

 7月くらいから校庭の表土除去を行い、また、PTAの協力や学校の先生達で放射性物質の除染活動をこまめに行い、外での活動を少しずつ始めたところです。 子どもには何の罪もなく、今、ここで生活をしていることを将来後悔しないように、また、不利益とならないように、全職員全力で様々なことに取り組んでいます。

 今回ご寄付いただいた義援金も、どのように使わせていただくか、今までずっと考えてきました。ご寄付いただきました島根水道株式会社さんの意志も汲み、何か形になるものをと考えました。 その結果、「クリーナー(空気清浄機)」を購入することにしました。

 セシウムなどの放射性物質は陽イオン(+1)、一方、土は陰イオン(-1)なので結ぶつきやすいのだそうです。子ども達が教室に持ち込む砂や土を少なくしその結果、放射線量を少しでも下げるために「クリーナー」で対応したいと思っています。

 学校の掃除は、基本的には掃き掃除、そして、拭き掃除をしています。しかし、掃き掃除では、小さな小さなホコリが舞い上がってしまいます。それを子ども達が吸い込んだりしたらばと思うと、少しかもしれませんがぞっとします。本校は23学級ありますので、学年に1台程度配当したいと思っています。

 どの位放射線量が下がるのかわかりませんが、継続していけば0.01μsv位の違いはでてくるかなとも考えております。 今後、ある程度、実践してみまして、その様子や子ども達、あるいは保護者の声も田本さんに報告したいと考えています。

 保護者には、品物が届いてから、また、放射能の違いが出てきた段階で全家庭にお知らせしようと思っています。 

 先日も、正門と昇降口前の除染をしたところです。今週は、屋上の除染を考えています。 

 様々な対策で、子ども達が、そして、保護者が安心して過ごせる学校となりますようこれからも、努力を続けていきたいと思います。 今回は、誠にありがとうございました。

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郡山市立小山田小学校長 磯貝長雄  
〒963-0201  郡山市大槻町字六角26番地
電話:024-952-1414 
FAX:024-951-5599
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